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がん免疫療法 |
腫瘍浸潤性リンパ球療法(TIL療法)胸水・腹水は穿刺し破棄するのが一般的ですが、腫瘍浸潤性リンパ球療法(TIL療法)は胸水・腹水中の細胞を利用する用法です。 免疫細胞「TIL療法」で主役となるのは抗原認識をしたT細胞であり、胸水・腹水にはがん細胞を攻撃する働きのある細胞傷害性T細胞やヘルパーT細胞といった細胞が含まれています。一方、がん細胞に対する攻撃を抑制する作用にある抑制性T細胞は、ほとんど含まれていません。 胸水・腹水中のT細胞を培養し、活性化・増殖することでがんを攻撃する能力を高めることができます。 治療の流れ 胸水穿刺・腹腔穿刺を行い、特殊な方法でリンパ球とがん細胞を分離します。そこに抗CD-3抗体、IL-2等を加えて約2〜3週間培養します。その後培養液を除去・洗浄し、活性化・増殖したリンパ球を生理食塩水に浮遊させ体内に戻します。 穿刺または採血日から体内に点滴で戻すのにかかる期間は、初回は3週間程度かかります。2回目以降の点滴は2週間程度です。受けられる回数には限りがあるため平均4〜6回の投与となります。 治療期間・回数
費用 初回培養準備金として110,000円(税込)かかります。 1回の点滴投与で330,000〜440,000円(税込)×実施回数分 ※完全オーダーメイドのため使用する薬剤や量により、費用が前後することがあります。 リスク・副作用 免疫細胞療法は患者様本人の免疫細胞を用いるため、軽い発熱、発疹等が見られる場合がありますが、それ以外の副作用は見られず、身体への負担がありません。 副作用が極めて少ないため、生活の質を維持しながら治療を続けることが可能です。 当院の治療効果 膵臓がんの非手術患者様で、他院で1-2ヶ月の余命宣告後2年以上QOLを保ち普通の日常生活を過ごされている患者様を経験してます。また、肺癌の患者様の胸水がTIL後数ヶ月で消失した症例等多数経験しています。 |