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がん免疫療法 |
ビタミンC療法・α-リポ酸療法(抗酸化作用)抗酸化治療(電子を与える)一つとして、ビタミンCやα-リポ酸を投与します。ビタミンC ビタミンCは自分が酸化されることで強力な抗酸化作用を発揮しますが、その際に過酸化水素が生じます。正常な細胞は過酸化水を中和することができるが、がん細胞は中和できずに死滅すると言う性質を利用した治療法です。 またビタミンCにはリンパ球の働きを活性化し、抗ウイルス作用のあるインターフェロンを増やします。そして免疫力を向上させ、風邪やウイルスなどによる感染症を予防します。 当院では、アイルランドに工場を持つ製薬会社であるMylan社製注射用ビタミンC製剤(50%アスコルビン酸、25g/50ml/vial)使用しています。 アメリカやカナダでの臨床試験に唯一採用された安全性の保証された製剤です。 ※超高濃度ビタミンC点滴を受けた際に溶血発作を起こす危険性があります。そのためビタミンG6PDスクリーニング検査が必要となります。 料金 ビタミンC12.5mg:11,000円(税込) G6PDスクリーニング検査:5,500円(税込) リスク、副作用 @点滴痛:これは比較的多く見られます。ビタミンCの量(浸透圧)や点滴速度、血管の状態などが関係します。こういった条件で起こる痛みに対しては温めたり、点滴の速度をゆっくりしたりすることで対処しています。 A吐き気や頭痛:ときどき見られる副作用ですが、点滴の速度や、患者さんの全身状態などによります。点滴の速度をゆっくりにするなどして対応します。 α-リポ酸 アルファリポ酸は強力な抗酸化物質の一種であり、体内で素早く吸収されるので、活性酸素をすぐに中和できる。ビタミンA、C、E、グルタチンなどの抗酸化物質を再生させる働き、また免疫系を活性化する働きもあります。 当院で使用するアルファリポ酸注射製剤ALPHA LIPOGAMMA 600mgは、ドイツの医薬品として認証されたものです。 料金 600mg:11,000円(税込) リスク、副作用 針を刺した部位の痛み、稀に低血糖症状(冷汗、寒さ、震え、動悸など) 免疫賦活剤療法生体における非特異的な免疫作用を高める作用をもつ薬剤のことを免疫賦活剤と言います。抗悪性腫瘍剤の副作用である免疫機能の低下を軽減するため、現在の免疫状態を上げるために用いられます。結核菌熱水抽出物(アンサー) 白血球減少に対し、免疫力を回復させるために使われる皮下注射用アンプル剤。 料金 保険適用(放射線後の白血球減少症に対して) リスク・副作用 過敏症(発疹、蕁麻疹、発熱)0.1〜5% 消化器(悪心、嘔吐)0.1〜5% |